ドラマ「24時間テレビ。生徒が人生をやり直せる学校」まとめ考察
24時間テレビの生徒が人生をやり直せる学校が21時~放送されました。
槙尾高校の全校生徒が集まり、入学式や転任の先生の挨拶があった。
生徒はみんな喋っていたりたばこを吸っていたり漫画を読んでいたり電話をしていたりお菓子を食べていたりバイクで体育館に入ってきたり…。
先生の挨拶を聞く気がない。
それ以上に、黒板消しをまいたり閉じ込めて水をかけたり牛乳をかけたりバスケットボールを投げつけたり生徒が教師にいじめを行う。
この学校は底辺の学校と言われていた。
転任の樹山先生と岡部は学校の状況に驚く。
だが、校長先生や教頭先生は笑顔で「よくみんな学校へ来てくれた。明日も元気にきてくれ」と声をかけるのみ。特に注意はしない。
この学校の生徒は事情がある人が多く、親に相談できない生徒がいるのが現状。
家にお金を入れないといけない子も多く8割がバイトをしている。
夏休みにインターンを行っても夜も働いているため疲れてインターン中に寝てしまうことがあり先生が謝罪しチャンスをもう一度ほしいと頼みこむことも。
また、
小嶋→妊娠検査薬をして陽性であった。子供をうみたいと希望をもつ。
かける→妹、弟が3人いてヤングケアラー(若者が若者を手助けする)だった。
このは→シングルで生活保護をうけている。家に帰ると酒を飲んでいる母親に「帰ってくるな。一人にさせてって言ったでしょ。出ていけ」と追い出される。親に暴行も受けて出血をする日もある。
母は病気を持っていた。また、このはが寝ている間に薬を大量にのんで自殺をした。自分がいなくなればこの子にこれ以上辛い思いはさせないですむという考えからだった。
~~~~~~~~~~~~ここからはネタバレ注意~~~~~~~~
この学校の生徒は底辺ということもあり、
何をしたいのかどんなことをするのかこの先の人生を自分で選ぶ権利はないと諦めている子が多い。
学校に司書の立花先生がやってきた。
図書館を気軽に出入りできる場所にしてフードバンク(無料で食べ物を提供してもらい生徒に配る)をもうけた。
立花先生の後押しもあり、樹山先生や岡部先生も生徒一人ひとりと向き合うようになり悩みを解決していく。
この学校の文化祭。槙尾祭というものが行われた。
楽しいものをと考え、教師たちが槙尾レンジャーというものを企画して場を盛り上げた。
生徒たちが大喜びで会場が一つになった。
樹山先生がこの学校で学んだこと
「嬉しいことも楽しいことも悲しいことも苦しいこともつらいこともあらゆることから目を背けずに向き合うこと」
ー感想ー
実話に基づいた話ということでどういう話か気になった。
不良の生徒が良い生徒になっていくってごくせんみたいな感じなのかな?とイメージしていたが違かった。
ストーリー序盤、とてつもなく荒れた学校でびっくりした。勉強する気ないのに学校に来ている生徒ばかり…。校長先生、教頭先生も注意しないことに対しても驚いた。
生徒が自分自身の将来のことを考えないようにしているということでなぜなのだろう?と疑問があったが、それぞれ様々な格闘があり考えられないという事情がありなるほどと思えた。
教頭先生は新卒の先生に人一倍気にかけて育てている感じが伝わってやさしさあふれるフォローに思えた。
どんな生徒のことも見逃さず見捨てず寄り添う姿が良かった。
生徒が成長できるシーンに教師として立ち会えたのは喜ばしいことだと感じた。
又、生徒からのありがとうは心からのありがとうに思えた。
どんなときにも目を背けずに生きていくこと…。
人生に欠かせないこと。勉強になった。
今日もお疲れさまです。